「北海道の最果てってどんな場所?」「稚内って何があるの?」
そんな疑問を持つあなたへ。実際に稚内を1泊2日で旅した大学生が、安く行く方法と稚内のリアルな感想まで徹底解説します。
- この記事で分かること
- 稚内ってこんな場所|日本最北端の港町
- 稚内への行き方|予算別3パターン
- 稚内1泊2日モデルコース|実際に回ったルート
- 【1日目】稚内市内の主要スポットを制覇
- 12:30 稚内空港到着
- 13:15 日本最北端・宗谷岬
- 14:15 JR稚内駅(道の駅わっかない)
- 14:45 ノシャップ岬
- 14:50 ノシャップ寒流水族館( 絶対に行くべき!)
- 16:00 稚内市開基百年記念塔・北方記念館
- 16:20 氷雪の門・九人の乙女の碑
- 17:00 ドーミーイン稚内チェックイン
- 18:30 うろこ亭で夕食
- 19:10 広宣でチャーメン
- 夜の防波堤ドーム散歩
- 【2日目】利尻島への弾丸日帰り
- 6:30 稚内フェリーターミナルへ
- 8:40 利尻島到着(海の駅おしどまり)
- 9:40 姫沼へ(徒歩1時間)
- 11:20 ペシ岬展望台
- 12:10 グランスポットで昼食
- 13:00 夕日ヶ丘展望台
- 14:20 利尻空港到着
- 新千歳空港でラーメン
- 実際にかかった費用|1泊2日の内訳
- 持っていくべき持ち物リスト
- 稚内旅行はこんな人におすすめ
- まとめ|稚内は「何もない」が魅力の場所
- よくある質問(FAQ)
この記事で分かること
✅ 稚内1泊2日の具体的なモデルコース(時間・移動手段つき)
✅ 実際にかかった費用の内訳
✅ 安く行く方法3パターン(LCC活用・マイル利用・レンタカー周遊)
✅ 絶対に外せない観光スポット
✅ 持っていくべき持ち物リスト
✅ どんな人におすすめか
所要時間:この記事は約8分で読めます
稚内ってこんな場所|日本最北端の港町

稚内市は北海道の最北端に位置する人口約3万人の港町。東京から直線距離で約1,400km、札幌からでも約330km離れた日本最北の市です。
町には商店街がありますが空いているお店はほぼなくシャッター街になっています。道を歩いても若い人とすれ違うことは少なく観光客がちらほらという雰囲気でした。
稚内で体験できること
- 🗻 日本最北端の宗谷岬で「日本で一番北にいる人」になれる
- 🦐 安くて美味しい海鮮が食べられる(夏はウニも格安)
- 🦌 道を歩けばシカやキツネに出会える(クマには注意)
- 🌄 利尻富士(白い恋人のパッケージ)を実際に見られる
- 🌅 水平線に沈む美しい夕焼け
- 🦭 コイみたいにアザラシに餌やりができる(超おすすめ)
季節別の楽しみ方
夏(6〜8月)に行くなら
- ウニが格安(相場:1,000円〜2,000円)
- アザラシの餌やり体験ができる(4〜10月限定)
- 利尻島・礼文島の観光がベストシーズン(登山やハイキング)
- 観光地や観光バスが営業している
- 日没が遅く観光時間が長い
秋・冬(11月〜3月)に行くなら
💡 私の結論:初めて行くなら夏、静けさを求めるなら秋・冬に行こう
稚内への行き方|予算別3パターン
パターン① 羽田→稚内直行便【時間重視】
所要時間:約2時間費用:片道1万円〜2万円
ANAが羽田から稚内空港への直行便を運航。早割でも片道1万円超えは確実ですが、時間を節約したい人にはベストです。
💡 私はANAの「とく旅マイル」で特典航空券を利用しました。(5,500マイル)
こんな人におすすめ
- 時間がない社会人
- ANAマイルを貯めている人
- 乗り継ぎが面倒な人
パターン② 新千歳・旭川経由【コスパ重視】
所要時間:約5〜6時間(乗り継ぎ含む)費用:片道5,000円〜1万円
LCCを使えば東京-新千歳間を片道5,000円程度で移動可能。乗り継ぎの手間はありますが、ANAマイルを貯めていない人にはこれが一番お得です。
こんな人におすすめ
- とにかく安く行きたい
- 時間に余裕がある大学生
- マイルを持っていない
パターン③ レンタカーで北海道周遊【複数人・観光重視】
所要時間:札幌から約5時間費用:レンタカー代÷人数分
新千歳空港や旭川空港でレンタカーを借りて北上。途中で旭川・美瑛・富良野も観光できます。
こんな人におすすめ
- 初めての北海道旅行
- 夏シーズンに行く(6〜8月)
- 複数人で旅行する
→ 北海道のドライブも満喫できる方法で、人数が多いならおススメ

道中もほぼ一本道のところが多いので運転しやすいので初心者も安心
💡 私の結論:一人旅ならパターン①か②、複数人ならパターン③が最安
稚内1泊2日モデルコース|実際に回ったルート
【1日目】稚内市内の主要スポットを制覇
12:30 稚内空港到着
羽田10:50発のANAを利用(とく旅マイルで5,500マイル)。トヨタレンタカーでレンタカーを借りました。
💡 レンタカーのポイント
初心者でも安心の道路状況。宗谷岬まで「ほぼ一本道」で迷いません。
※今まではお任せの一番安いやつでもアクアかヤリスだったのに、今回はルーミーでちょっと残念
13:15 日本最北端・宗谷岬

空港からほぼ一本道で到着。駐車場も広く運転初心者でも安心。
見どころ
- 北緯45度31分22秒の「日本最北端の地の碑」
- 天気が良ければサハリン(樺太)が見える
- すぐ近くの流氷館(激寒なので防寒必須)
⚠️ 注意:風が強いので防風対策を。冬は日が沈むのが早いため午前中じゃないと逆光になり奇麗に写真が撮れないかも
14:15 JR稚内駅(道の駅わっかない)

ここで最北端到達証明書を貰いましょう。無料なので旅の思い出にぜひ
観光案内所に置いてあるので、職員に声をかける必要なし。月しか記入されていないため、日付用のスタンプを押すのを忘れずに。
💡 私にとって最後の日本最○端だったので思い出深い。
14:45 ノシャップ岬

見どころ
11月に行ったこの時間帯は、すでに夕日モードでした。ここも風が強いです。
14:50 ノシャップ寒流水族館( 絶対に行くべき!)

入園料:500円
この旅行で一番感動したスポットです。正直、ここだけで稚内に来る価値があります。
おすすめポイント
- アザラシの餌やり体験 4~10月の夏の期間限定にはなりますが、近くで泳ぐアザラシに餌をあげられます。めちゃくちゃ可愛い。※エサがなくなり次第その日の分は終了です。
- 無料のドクターフィッシュ体験 入園料だけで体験できるのは破格です。
- 隣接の稚内市青少年科学館も入場可能 南極探検隊の歴史展示が素晴らしい。
- 南極物語の「タロ・ジロ」展示 樺太犬タロ・ジロの実話を知ると涙腺崩壊します(犬好きは特に)。
所要時間:1時間〜1時間30分






これは本物の南極の氷らしいです。溶けるときに空気がぱちぱちと音を鳴らすのが特徴
16:00 稚内市開基百年記念塔・北方記念館
11月は冬季休業でした。ただ、高台から見る夕日は絶景。必須ではないけど時間があればという場所。
16:20 氷雪の門・九人の乙女の碑
実は宗谷岬の次に訪れたかった場所です。
氷雪の門
かつて日本領だった樺太(サハリン)で亡くなった日本人のための慰霊碑。

九人の乙女の碑
終戦5日後、樺太の真岡郵便局で命を懸けて通信を守った女性電話交換手9人の慰霊碑。
「皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら」
これが彼女たちの最後の言葉。その直後、青酸カリで自ら命を絶ったという壮絶な歴史があります。
YouTubeのショート動画で知ってから、どうしても訪れたかった場所。実際に立つと、言葉にならない感情が込み上げてきます。
最近この杭がいろんなところにさしてある気がする。旅行できる平和がいつまでも。
17:00 ドーミーイン稚内チェックイン

あまりの寒さに温泉で休憩。もちろん天然温泉で露天風呂もあります。
💭 室内に温泉を作る技術があるのに、わざわざ屋外に風呂を作る日本人、まじで最高すぎる

⚠️ 稚内はホテルが少ないので早めの予約がおススメ。寒空の中入る露天風呂がたまらんのです。
18:30 うろこ亭で夕食

せっかくの北海道なので海鮮を。うろこ市丼(3,900円)を注文。
味は美味しかったけど、正直「海鮮高いな…」というのが本音です。
19:10 広宣でチャーメン

稚内のソウルフード「チャーメン」を食べに。あんかけ焼きそば風ですが、焦げた麺がパリパリで美味しい。ただし味は結構濃いめ…。
夜の防波堤ドーム散歩

夜はライトアップされて幻想的。ただし人が少なくて少し怖かったです。
🦌 道路にシカがいて可愛かった。
【2日目】利尻島への弾丸日帰り
6:30 稚内フェリーターミナルへ
6:55発のフェリーで利尻島へ。
💡 なぜ利尻島?
実は稚内→羽田便が満席で東京に帰れず、利尻空港から羽田に帰るルートにしました。
8:40 利尻島到着(海の駅おしどまり)

11月(シーズンオフ)の注意点
- 基本的に人はいない
- レンタサイクルなどは営業していない
- 移動は徒歩!
- すべての観光地のトイレが閉鎖
- 看板にはブルーシートがかかっている
⚠️本当に何もないです。 フェリーターミナルをトイレスポットに!
9:40 姫沼へ(徒歩1時間)

フェリーターミナルから徒歩で約1時間。途中に急な坂があって体力的に大変でしたが、水面に反射する利尻富士は絶景。白い恋人のパッケージで見た景色を実際に見られる感動。
11:20 ペシ岬展望台

階段を上ると結構な高さまで行けて、利尻島全体を見渡せます。
入口が分かりにくいので注意。
Googleマップだとここが入り口です。↓

12:10 グランスポットで昼食

ホタテフライのカレーを注文。貝柱もたまごもついて肉厚で本当に美味しかった。カレーは結構辛めなので、辛いもの好きにおすすめ。
🐱 田舎あるあるの店内猫が可愛すぎた。
13:00 夕日ヶ丘展望台


正直、ペシ岬展望台の「場所違いバージョン」。でも利尻島の何もない感を味わえて、気持ちの良い場所でした。
14:20 利尻空港到着

16:25のフライトで丘珠空港行き。だいぶ早く着いちゃった。なんと空港内電気すらついてない(笑)

⚠️ 利尻空港の注意点
- ガチの地方空港なので時間を潰せる場所すらない
- JALの御翔印は自販機で販売(新紙幣不可・現金のみ)

新千歳空港でラーメン

えびそば一幻は本当に美味しいのでおすすめ。太麺の濃厚味噌が絶品です。
帰りの飛行機では、東京上空で綺麗な夜景を見られました。

実際にかかった費用|1泊2日の内訳
交通費
羽田→稚内(とく旅マイル)5,500マイル(ANA)
レンタカー(6時間)約8,000円
稚内→利尻(フェリー)1,800円
利尻→丘珠→新千歳→羽田4,250マイル(JAL)
交通費合計:約10,000円(マイルを利用して特典航空券がだいぶ安くなる)
宿泊費
項目費用ドーミーイン稚内(1泊)約8,000円
食事代
項目費用うろこ亭(海鮮丼)3,900円
広宣(チャーメン)1,100円
グランスポット(昼食)1,800円
えびそば一幻1,280円
食事代合計:約8,000円
観光費用
項目費用ノシャップ寒流水族館500円
その他約3,000円
観光費合計:約3,500円
総額:約30,000円
マイルを使わない場合は約5万円〜7万円ぐらいだと思われ。
持っていくべき持ち物リスト
必須アイテム
- ✅ 防寒着(11月でも極寒。ダウンジャケット推奨)
- ✅ 防風ジャケット(シャカシャカ系)(宗谷岬は海風が強い)
- ✅ 歩きやすい靴
- ✅ 運転免許証(レンタカー利用の場合)
- ✅ 現金(田舎なので未だに現金のみも多い)
- ✅ モバイルバッテリー(写真を撮りまくるので)
あると便利
- ⭕ クーラーバッグ(お土産に海鮮も買える)
- ⭕ 折り畳み傘(雨が降っても買える場所がない)
稚内旅行はこんな人におすすめ
✅ おすすめな人
- 誰も行かないような場所に行きたい
- 都会の喧騒から離れてゆっくりしたい
- 日本の端を制覇したい
- 歴史や戦争遺産に興味がある
- 南極探検隊に興味あり
- 美味しい海鮮を食べたい
- 一人旅が好き
❌ おすすめしない人
- 華やかな観光地が好き
- ショッピングを楽しみたい
- 寒いのが苦手
- 車の運転ができない(公共交通機関は不便)
まとめ|稚内は「何もない」が魅力の場所
稚内は正直、派手な観光地ではありません。商店街はシャッター街だし、若い人も少ない。
でも、だからこそ私は好きな場所になりました。
- 日本最北端の地に立つ感動
- 歴史の重みを感じる慰霊碑
- コイみたいに泳ぐアザラシ
- 水平線に沈む夕焼け
- 何もない静けさ
「大学生活、時間はあるけどどこ行こう」と悩んでいるなら、稚内はおすすめです。
今度は夏に行ってみたいな、塩ウニを食べてみたい。
よくある質問(FAQ)
Q. 稚内旅行のベストシーズンは?
A. 夏(6〜8月)が一番おすすめ。ウニが格安で食べられます。ただし冬の静けさも魅力的。
Q. 1泊2日で足りる?
A. 稚内市内だけなら十分、利尻島・礼文島も行くなら2泊3日は欲しいところ。
Q. レンタカーは必須?
A. 公共交通機関は不便なので、レンタカーがあると圧倒的に便利です。
Q. 一人旅でも楽しめる?
A. 一人旅に最んど適。静かな環境で自分と向き合える場所です。
旅行日:2025年11月
大学生で旅行ばっかり行っています。とりあえず旅行に行きたいけど予定を考えるのが面倒な人は私と同じ日程で動けば旅行の楽しい部分だけを味わえますよ!

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